2024年9月の直島旅行、今回は、実際にはにまわった場所を順番にご紹介します!
移動に使用しているバスは、全てベネッセハウスの宿泊者専用バスとなります。
バスは他にも路線バス等が走っています。直島にはタクシーがないため、バスか徒歩かレンタサイクルでの移動が基本です。お好みの移動手段でどうぞ!
【1日目】
①赤いかぼちゃ
草間彌生さんの赤いかぼちゃのオブジェは、宮浦港にあります。
フェリーで到着してすぐに目に入る場所にありますので、迷うことはありません。
私達は、宮浦港からバスでホテルに向かう予定でしたが、バスの出発まで少し時間がありましたので、赤いかぼちゃの前で写真を撮ったり、宮浦港の売店でお土産を見たりして過ごしました。
ちなみに、赤いかぼちゃは、中に入れるようになっており、穴から顔を出すことができます!
冒頭でご説明の通り、今回直島内での移動は全てベネッセハウスの宿泊者専用バスを利用しましたが、フェリーを降りたら目の前に停車しているのが見えたため、バスに荷物を預けて出発時間までの観光を楽しみました。
②ベネッセミュージアム
赤いかぼちゃを見た後は、今回の宿泊先でもあるベネッセミュージアム(ベネッセハウスのミュージアム棟)へ。
お部屋にはまだ入れませんでしたが、チェックインは先に行うことができました。
宿泊者は、23時まで入場無料で何度も鑑賞ができるため、この時はいくつかの作品を見るのみで、フロントの方にお勧めの観光ルートを伺い、5分程歩いてVALLEY GALLARYに向かうことにしました。
③VALLEY GALLARY
前回【直島のホテル「ベネッセハウス」〜予約のコツや部屋の選び方等〜】でご紹介したとおり、こちらもベネッセハウスに宿泊している場合入場無料でした。
安藤忠雄さんの設計による屋外を取り込んだ設計と周辺の空気一体で構成されています。
草間彌生さんのミラーボールを使った作品「ナルシスの庭」を見ることができます。
あまり広くはないので、15分程でまわることができました。
写真は撮れますが、作品に触らないようご注意ください。(注意されている方がいました)
④LEE UFAN MUSEUM
VALLEY GALLARYのすぐそばにあるのが、LEE UFAN MUSEUMです。
自然と、安藤忠雄さんの建築と、LEE UFANさんの作品がコラボレートしているような場所でした。
外にある5点の作品は、誰もが無料で見ることができます。
室内の作品7点を見るには、入場料が必要となります。
外の作品は写真を撮れますが、室内の作品は写真を撮ることができず、もちろん触ることも禁止となっています。ついでに、静寂さを保つ必要があり、おしゃべりもNG 。
瞑想の間では、手前に2段程の大理石の階段があり、靴を脱いでから部屋に入ります。
少し暗いため階段に気付かなかったのか、踏み外して転びそうになっている方がいましたので、ご注意ください。
この部屋は、静かに作品と向き合うために作られており、部屋の隅や壁際に座って鑑賞されている方が数名いらっしゃいました。私達も壁際に座り、しばらく作品を眺めた後、徒歩10分程の場所にある地中海美術館に向かいました。
⑤地中美術館と地中カフェ
地中美術館は、旅行前にHPで予約しておきました。
14時半の予約でしたが、14時に着いてしまったのでチケットセンターで時間を早められるか確認したところ、早めていただくことができました!
ちなみに、LEE UFAN MUSEUMから10程歩いて辿り着けるのは地中美術館のチケットセンターであり、入り口はさらにそこから5分程歩いた場所にあります。
その5分の道のりに、モネの庭をモチーフに作られた「地中の庭」がありますので、歩くことに夢中で通り過ぎないよう、鑑賞しながら、入り口に向かいましょう!
地中美術館に入場すると利用できるのが、B2Fの地中カフェ。
私達はここで軽食を食べてから作品を見てまわりました。
ドリンク各種と、オープンサンド、スープとパンのセット、スイーツなどがあり、景色が楽しめるカフェです。利用できるのは地中美術館の入場時だけですが、ランチや休憩にお勧めです。
この美術館で最も感動したのは、モネの睡蓮シリーズが5点飾られたお部屋です。
部屋と絵画が一体となっており、この5枚のために作られた部屋なのだということがよくわかる空間でした。ここでは、靴を脱ぎ、設置されているスリッパに履き替えて入室しますが、白いモザイクの床も美しく、足に伝わる感触も気持ちが良く、靴を脱いで入る意味がすぐにわかります。
また、ここで初めてジェームズ・タレルの作品を観ましたが、「オープン・フィールド」という作品が強く印象に残りました。こちらも靴を脱ぐ必要がありますが、全く知らずに行ったことによる良い驚きもあったので、多くは説明せずにおこうと思います。
ちなみに、こちらの美術館でも写真を撮ったり触ったりすることはできません。
美術館を出た時には16時頃となっており、チケットセンターからバスで宿泊先のベネッセハウス(ミュージアム)へ帰りました。
⑥夜のベネッセハウス(ミュージアムとパークの作品鑑賞)
前回【直島のホテル「ベネッセハウス」〜予約のコツと部屋の選び方等〜】で写真を掲載していますが、この日は17時頃ミュージアムカフェ(ベネッセミュージアム2階のカフェ)でウェルカムドリンクをいただき、部屋で夕陽を見てからミュージアム内を鑑賞しました。
ベネッセミュージアムは宿泊しなくても21時まで営業しているのですが、暗くなってからの方が圧倒的に人が少なく、ゆっくり作品を堪能することができました。
20時からベネッセパークのレストランで夕食だったため、少し早めにバスに乗り、パーク内の作品も鑑賞しました。
【2日目】
⑦黄色いかぼちゃと、周辺のアートを鑑賞
2日目、朝食をベネッセパークで食べた後は周辺を散歩しながら外のオブジェを見てまわりました。
まずは、パークの外(芝生の上)の作品を見て、すぐ近くの草間彌生さんの黄色いかぼちゃの前で写真撮影。
その後は、ベネッセミュージアムまで歩きながら、外にあるオブジェを見てまわりました。
作品を見つけながら散歩をするのも楽しかったのですが、直島の自然の美しさも堪能することができました。
⑧朝のベネッセハウス(ミュージアムとパーク)
部屋に戻りチェックアウトした後、ミュージアムカフェで休憩してから再度ミュージアム内を一周し、前日の夜との昨品の見え方の違いを楽しみました。
その後バスでパークへ行き、やはり館内の作品を再度鑑賞。
ミュージアムと同じように、前日の夜との昨品の見え方の違いを楽しみました。
宿泊者は入場無料(再入場可)であるということから、時間帯による作品の違いを楽しみやすくなっています。また、この時チェックアウト後だったため、大きな荷物を持っていましたが、こちらも宿泊者であることを伝えてフロントに預けることができました。
この後、パークから家プロジェクトのある「本村」へバスで向かいました。
⑨家プロジェクト
アーティストが作品化した古民家を鑑賞できるのが「家プロジェクト」
今のところ7軒あるので、そのうちの4軒(南寺、護王神社、角谷、碁会所)を鑑賞しました。
7軒のうち「きんざ」を除く6軒は、本村にあるチケットセンターで家プロジェクト共通チケット(¥1050)を購入すると観ることができます。
「南寺」と「きんざ」は予約が必要となり、私達は前日に「南寺」を予約しておきました。(宿泊者は、ベネッセハウスのフロントで予約ができ、本村のチケットセンターでも荷物を預けることができます。)
周った4件の中で私が特に好きだったのは、「南寺」と「護王神社」です。
南寺は、1日目に地中美術館で観た「オープンフィールド」の作者と同じジェームズ・タレルの作品。
出てくる人達が皆ニヤニヤしているなあと思っていましたが、私も、出る時はそんな顔をしていたと思います。アーティストの発想と、それを本当に「作品」にしてしまうところに驚かされました。
護王神社は、ベネッセパークの中で模型を見て興味を持っていた場所です。
家プロジェクトのチケットを持って行くと地下の石室に入ることができ、その石室を出る時の風景が素晴らしく美しい!出入り口が額縁のように外の海を囲い、毎日違うであろう海を見事な絵画のように見せてくれます。写真ではうまく撮れなかったので、代わりに地下石室から見たガラスの階段の写真を掲載します。↓こちらも幻想的
本村では、カフェサロン中奥というお店でランチを食べるつもりだったのですが、この日は休業。
朝食をしっかり食べて空腹でもなかったので、そのまま本村をぶらぶら歩くことにしました。
⑩The Naoshima Plan「水」
本村を歩いていてたまたま見つけたのがThe Naoshima Plan「水」という作品。
ここは特に入場料なく入ることができましたが、とても良かったです!
中では、本村地区の古い街並みからわかる「水」や「風」を生かす工夫等が紹介されており、大変興味深い内容でした。
奥のスペースでは足湯ならぬ足水?ができるようになっていました。
海外からの観光客の方が多いのではないかと感じる直島ですが、ここで水に足をつけて寛いでいるのは全員日本人でした。途中、海外の方も何人か入って来ましたが、写真だけ撮って戻る方ばかり。
私達はというと、、もちろん迷わず靴と靴下を脱いで、冷たい水に足をつけて寛ぎました!
暑い中を歩いてきたので、ここで足を冷やしてかなり復活。
行かれる場合は足を拭けるくらいのタオルを持参ください。(タオルは有料で借りることもできます)
⑪「おかしとコーヒー」で休憩&宮浦港の売店でお土産購入
The Naoshima Plan「水」の近くでこんなお店を見つけました。
ここでは迷わず「ラムミルク」というフレーバーのかき氷を注文。
外ですが、近くにいくつかあるベンチで食べることができます。
これが想像以上に美味しくすぐに食べてしまったので、「塩ミルク」も追加で購入。
自家製のさっぱりとした練乳ミルクと、直島の塩がほんのり効いてこちらも美味しかったです!
食べ終えたのが16時前頃。
チケットセンターで荷物を受け取り、フェリーに乗るため宮浦港行きのバスに乗りました。
最後に宮浦港の売店で塩せんべいを購入しました!他にも、直島の塩や、それを使った商品がいくつか展開されています。数が必要な職場へのお土産などは、ここで買うのがおすすめです。
ちなみにこの売店、直島に着いた時はガラガラだったのですが、帰りに寄った際はかなり混んでいました。もし到着時に売店が空いていたら、その時にお土産を買ってしまったほうが良さそうです。
【まとめ】
皆さんが行きたいスポットは、含まれていましたでしょうか?
冒頭でご紹介の通り、私達はベネッセハウスの宿泊者専用バスで移動していますが、途中、レンタサイクルの方も沢山見かけました。
坂が多いので、どの自転車も電動自転車であることに「なるほど」と納得。
また、猫にもよく遭遇し、ウズベキスタン を思い出したのですが、面白いのは顔つきが全く違うこと。
ウズベキスタンの猫は、どの猫もどこかキリッとしているのですが、直島で出会う猫は、もうちょっと柔らかいというか、フニャッとしている感じです。どちらも違う可愛さがあって、やっぱりついつい写真を撮ってしまいました。
さて、次回は直島旅行で役立った持ち物や服装についてご紹介致します!
よろしければ、またお会いしましょう!
「直島旅行〜持ち物と服装について〜」につづく
よろしければ、以下の2本もどうぞ。
直島の行き方〜東京から飛行機、バス、フェリーを使って行く方法〜
直島のホテル「ベネッセハウス」〜予約のコツと、部屋の選び方等〜