
皆さん、こんにちは!
いつもmooonの「とことこ日記」をお読みいただき、ありがとうございます。
2025年8月は、2泊3日で岩手に行って参りました !
今回は、その初日の平泉世界遺産巡りの様子をお届けいたします。
1. 東京から平泉へ!
実は、日本で一番世界遺産がある県の一つが、岩手県。
中でも平泉は歴史ある見どころの多い場所ですが、新幹線の停車駅ではありません。
私達は新幹線で一ノ関まで行き、そこから東北本線で平泉へ移動しました。
まずは、朝7:30頃上野駅に集合し、改札付近のアンデルセンとスタバで朝ごはんを調達。

新幹線に乗車して2時間程で一ノ関に到着し、JR東北本線盛岡行に乗り換えて2駅先が平泉です。
もっと遠く時間がかかるイメージでしたが、上野から約2時間半かからずに平泉に到着することができ、アクセスの良さに驚きました!
2. 平泉の世界遺産と見どころ
平泉の世界遺産は、以下の5箇所に分かれています。
(行って良かった順に並べてみました)
①中尊寺
②毛越寺
③観自在王院跡
④無量光院跡
⑤金鶏山
これらを一つにまとめて「平泉 仏国土(浄土)を表す建築・庭園及び考古学遺跡群」という名称で、世界遺産に登録されています。
せっかくなので全て見に行きましたが、特に満足度が高かったのは①の中尊寺と②の毛越寺。
個人的な感想ではありますが、平泉に来たら見逃せない場所だと思います。
次に③観自在王院跡と、④無量光院跡。
王院跡なので建物はありませんが、特に③は毛越寺の目の前なので、毛越寺に行くなら一緒に見学されるのがお勧めです。
⑤の金鶏山は、無理して見に行かなくても良いかなと思いますが、詳しくは次の項目「実際に周ったモデルコース」の中でご説明します。
ちなみに、料金がかかるのは中尊寺と毛越寺のみ。
他は全て無料で見学できました。
3. 実際に周ったモデルコース
平泉には、レンタサイクルやバス、レンタカー等の移動手段もありますが、歩くことで平泉の雰囲気を味わいたかったので、今回は基本的に徒歩移動です。
私達は、毛越寺から中尊寺への移動のみバスを使い、あとは徒歩で以下のように周りました↓
【私達が周ったモデルコース】
観自在王院跡
↓
毛越寺
↓
中尊寺
↓
金鶏山
↓
無量光院跡
周ってみて、この方が良かったなと思ったお勧めのモデルコースはこちら↓
(毛越寺→金鶏山→中尊寺はバスを使った移動を想定)
【周ってみてわかったお勧めのモデルコース】
観自在王院跡
↓
毛越寺
↓
金鶏山(行かなくても良い)
↓
中尊寺
↓
無量光院跡
では、私達が実際に周った順に、詳細をご説明いたします。
観自在王院跡
まず向かったのは、平泉駅から徒歩10分の場所にある観自在王院跡。


建物はもうありませんが、美しく整備されていて、敷地内を歩くこともできます。
前述のとおり毛越寺の目の前ですので、毛越寺の前に立ち寄るのがお勧め。
平泉は、高い建物がなく、景観が守られている美しい場所なので、移動中も楽しみながら向かうことができました。
駅から観自在王院跡までの道で見た銀行もこんな感じ↓

(かなり暑かったのですが、最初なのでまだ元気。平泉に来たぞ〜!という喜びとともに、張り切って歩いております。)
毛越寺
観自在王院跡のすぐ近くにあるのが、毛越寺。


大泉が池を中心にぐるりと歩いてお庭を楽しむことができます。


なんと、平安時代初期に作庭されたそう。
東京と同じくらい暑いのですが、寒暖差があるためか少しだけ紅葉も見ることができました。
松尾芭蕉の句碑があったり、平安期の仏像などが陳列されている宝物館もあり、私達の場合は所要時間40分程でした。
拝館料やお賽銭で現金を使用しますので、お忘れなきよう。
ちなみに、毛越寺の近くでこんなマンホールを発見↓

なぜ??と気になったので帰ってから調べたところ、「ガンダムマンホールプロジェクト」というものがあり、バンダイナムコグループから寄贈されたもののようです。
中尊寺
毛越寺から中尊寺までは、徒歩20分程。
歩く予定でしたが、あまりの暑さに、バスに乗車。
平泉には、「るんるんバス」というバスがあり、市内を巡回しています。
SUICAやPASMOが使えるので、疲れたら近くのバス停(ピンク色です)からバス移動ができて便利。
歩かず全てバス移動の場合は、1日乗り放題のチケットを購入するのがお勧めです。
中尊寺付近には、弁慶のお墓がありました。

その先に中尊寺の境内があり、参拝のため本堂に向かって歩き出しましたが、以下の写真の案内板の先はなかなか急でちょっとびっくり。

軽い山登りくらいのイメージで、靴を選んで行かれることをお勧めします。
私は今回も愛用のトラベルシューズ(白の紐靴タイプ)を履いて行きましたが、ほぼスニーカーの履き心地で、サンダルのように砂利が入ってくることもないので、特に問題はありませんでした。
トラベルシューズ は、こちらでご紹介したものです。
「痛くならない靴が好き!ショセのトラベルシューズを愛用する理由」
途中、弁慶堂に立ち寄り、境内の雰囲気を楽しみながら本堂に到着↓

本堂の中には、中尊寺の歴史を紹介するパネルがありました。


戦で家族を失った奥州藤原清衡が、戦で亡くなった方々への供養と、戦のない平和な世を願って建てた中尊寺。今から900年も前に、身分に関わらず、全ての生きるものが平和に暮らせる理想郷を目指してこの土地を治めた藤原氏の想いそのものが、世界遺産なのだと思いました。
奥州藤原は4代で滅びますが、亡骸は全て、本堂から少し先にある金色堂に納められています。
金色堂は、覆い堂で守られているため、外から見ると覆い堂しか見ることができません↓

入館料がかかりますが、手前にある讃衡蔵等との共通券となっています。
讃衡蔵には金色堂について理解を深められる展示が並びますので、こちらを見てから金色堂を参拝するのがお勧めです。
この日の平泉は、東京とほぼ変わらず34度程あり、ピカピカの晴天!
中尊寺境内は緑が多く救われましたが、朝からよく歩いて少し疲れたので、金色堂の近くにある「かんざん亭」というお店でランチにしました。

冷たいじねんじょ蕎麦をいただいて、復活!

ここから中尊寺の境内を出るまでは、再び軽い山下り。
お腹を満たしてからで正解だったと思います。
金鶏山
次に向かったのは、金鶏山。
中尊寺から歩いて向かいましたが、結論から言うと、毛越寺と中尊寺の間にある「悠久の湯」というバス停で降りて、金鶏山に寄ってから中尊寺に向かうのが効率的でした。
google mapを頼りに移動していましたが、mapの示す場所はなんと入口ではなく、こんな看板が立っているのみ。。。。

さらに先に右方向に歩いていくと、ひっそりと入口がありました↓

ここから登れるようになっており、右側には源頼朝の妻子のお墓がありました↓

なんと、それまでに周った3箇所と大きく違い、観光客がゼロ!
金鶏山は220mくらいの小さな山で、入り口から頂上まで10分もあればたどり着けるのですが、途中は中尊寺境内以上の急斜面。トラベルシューズで登って降りてくることができましたが、ここだけはトレッキングシューズの方が良かったかもしれない。。。という気持ちになりました。
頂上には小さなほこらがあります。

その他の場所に比べてぐっと寂しい感じではありましたが、世界遺産を独り占めできるというまさかの経験ができました。
無量光院跡
金鶏山から再び14分程歩いて、5つ目の世界遺産、無量光院跡に到着。
こちらは、かつて奥州藤原3代 秀衡が京都の平等院鳳凰堂を模して建てた寺院があった場所。

今は何もありませんが、美しく整備されています。

のんびりお散歩したいところですが、この頃には再び暑さでぐったり。
少しだけ歩いて、「平泉の世界遺産5つ周ったぞ〜!」という満足感と共に、平泉駅に戻ることとしました。
平泉駅まで戻る途中、「吉野屋」という和菓子屋さんで「弁慶餅」を購入。


後におやつに食べましたが、中身は、一言で言うとくるみゆべし。
変わったものではないけれど、安定の美味しさです。
吉野屋さんには、カフェスペースもありましたので、休憩しながら甘いものを食べるのも良さそうです。
4. ロッカーとコンビニについて
私達の平泉観光の所要時間は約4時間でした。
駅に戻ってまずしたことは、コンビニ(NEW DAYS)で冷たい飲み物を買って飲み干すこと。笑


出発時に用意していた500mlのペットボトルの水を持って歩いていましたが、既に空っぽで最後はお湯になっていたので、冷たい飲み物が本当〜に美味しかった!
平泉でコンビニを見たのは駅のみ。自動販売機もほとんど見ませんでしたので、飲み物は駅で買って持ち歩くのがお勧めです。
ちなみに、荷物は到着時に平泉駅のロッカーに預けておりました。

このロッカー、なんと閉めてからちょっとモノを取り出せるような小さな扉もついていて、とても親切!SUICAやPASMOでも決済可能で、清潔感もありお勧めできます。
ちなみに今回も、愛用のスーツケースを持って行きましたが、こちらも余裕で入るロッカーでした。
愛用のスーツケースは、こちらでご紹介したものです。
スーツケース(機内持込)INNOVATOR INV50を愛用中!〜8ヶ月使った感想と色の選び方〜
平泉観光、8月はちょっと暑すぎましたが、おそらく春や秋より観光客が少なめであるという点では良かったように思います。
平泉の印象は、とにかくクリーン!世界遺産だけでなく、平泉自体に無駄のないすっきりとした美しさがあって、シンプルだけど、手入れが行き届いている感じ。本当に素敵な場所でした。
あっという間にコンビニで買った500mlの冷たい飲み物を飲み干して、2本目を購入した私達。
このあとは、この日の宿泊先がある「ほっとゆだ駅」に向かいます。
mooonによる「とことこ日記」
次回は、2泊3日岩手の旅 その② :温泉もお食事も素晴らしい旅館「山人」をレポートいたします!
よろしければまた、お会いしましょう!