ウズベキスタン旅行 その③ タシケントからブハラ へ

半日がかりでやっとタシケントに到着し、1泊した私達。

翌日には高速鉄道で4時間かけてブハラ へ移動しました。

今回は、ホテルでの朝食からブハラ 観光までの様子まで、盛り沢山でお伝えします。

ウズベキスタン旅行とブハラ観光を検討中の方のご参考になると嬉しいです!

〜もくじ〜

①ウズベキスタンの朝食

②高速鉄道でブハラ へ!

③ブハラ観光1日目

④ブハラで宿泊したホテルのご紹介

⑤まとめ

①ウズベキスタンの朝食

ウズベキスタン到着後初めての食事は、到着翌日のホテルの朝食でした。

朝食はビュッフェスタイルで、パン、コーヒー、サラダ、ヨーグルト、スクランブルエッグなどの他に、サモサ(パイのような生地でじゃがいもなどの具材を包んだもの)や、クレープが並びます。

実際の写真はこちら
(何度かおかわりをした中の、一皿目)↓

クレープは、中にカッテージチーズのようなものが巻かれているものと、シンプルに三角にたたまれただけのものがありました。

今回3件のホテルに宿泊しましたが、特にこの「GREEN PARK HOTEL」は朝食が充実していたと思います。

どこも並ぶものは似ていて、美味しくいただきましたが、「GREEN PARK HOTEL」ではフルーツマカロンなどのデザートも並び、その盛り付けや味も最も洗練されていたように思います。

ちなみに、もともとクレープが大好きな私は、どこのホテルでもシンプルなクレープに蜂蜜ジャムをのせて食べるのが一番好きでした!

この日、高速鉄道でおやつに食べようと朝食会場からもらってきたものがこれ↓

そのまま食べるキャンディーだと思っていたのですが、後に紅茶をかき混ぜるものだとういうことを知りました。ノヴォトという飴の結晶だそうです。

②高速鉄道でブハラ へ!

この日はタシケント駅から高速鉄道に乗るため、朝食を食べ終え、7:20に迎えに来たドライバーさんの車に乗り込みました。

旅行会社の案内や、過去の旅行ブログなどにも、「ホテルで渡されるレジストレーションカードをなくさないように」と書いてあったことを思い出し、チェックアウトの際にフロントで発行してもらいましたが、これを使うことはありませんでした。またフロントスタッフも「必要ないけど、欲しいなら発行するよ」という感じ。

「歩いていると警察に提示を求められることがある」 「出国審査で必要などの情報がありましたが、今はいらないのかもしれません。

この先のホテルでもレジストレーションカードを渡されることはなく、私達も特に発行してもらうことはしませんでした。ちなみに、現地の方はストレーションカードと発音していました。

私達の乗る高速鉄道は、8:23発ですが、50分程前にはタシケント駅に到着

乗る前には保安検査があります。

飛行機に乗る前のように、ベルトコンベヤーに荷物を乗せるのですが、空港のようにトレーに乗せるのではなく、直接ベルトコンベヤーに乗せるスタイルでした。そのためか、私の持っていた黒いリュックはのような汚れがついて出てきました。保安検査は逃れられませんので、汚したくないバッグは日本に置いていくことをお勧めします。

保安検査後は、待合スペースのようなところで待ちますが、いくつか売店があり食べ物飲み物も売られていました。待合スペースの席はいっぱい。皆出発よりかなり早く来て待っていました。

1日2~3本しかなく、予約が一杯の高速鉄道ですので、絶対に乗り遅れないように早めに出るのが正ですね。

実際に乗車した高速鉄道はこちら↓

高速鉄道 アフラシャブ号

乗車前に自分の席が何号車か確し、その入り口から乗り込みます。

各扉の前に乗務員の方が立ち、一人一人チケットのチェックがありました。

この高速鉄道はスペインから輸入しているようで、車内は清潔。座席も快適でお手洗いもあります。

私達の席はエコノミークラスでしたが、特に問題なく快適な列車の旅ができました。
乗ってすぐ軽食が出て、その後飲み物や食べ物の販売ワゴンもまわってきました。

アフラシャブ号で配られた朝食

袋に入っているのはクロワッサン。中にオレンジ色のジャムが入っていましたが、何味かはよく分からず。

コーヒー紅茶か聞かれますが、コーヒーと答えるとお湯をくれます。袋に入っているコーヒーの粉(甘いです)を溶かして飲んで!ということでした。

鉄道は、最高で時速160キロちょっと出ていますが、車窓はしっかり楽しむことができます。

乾いた砂地が続き、高い建物は全くと言って良いほどありません。

それがひたすら続くことが私達には珍しく、時々牛や羊の群れを見つけては「いた、いた!」とスマホで写真を取ろうとするけどうまくいかない。。。ということを繰り返し、途中少し昼寝をして4時間を過ごしました。

アフラシャブ号車窓より(豆粒のように写っている黒いものが牛)

ちなみに、車内には大きなスーツケースを置く場所があります。機内持ち込みできる程度のスーツケースなら、足元に置くこともできました。

前にもお伝えしましたが、走行中スマホはつながりません暇を持て余しそうな方は、読みたい本を持って行くのが良さそうです。

③ブハラ観光1日目

12:29 飛行機と違い、鉄道は全く遅れることなくブハラに到着しました。

出ると沢山のタクシー運転手に声をかけられますが、少し遠くに私達の名前を書いた紙を掲げているドライバーを見つけて手を振りました。

送迎をつけていない場合は、駅を出る前にタクシーアプリ「YANDEX GO」を使いタクシーを呼ぶのがお勧めです。

アプリでは行き先をアルファベットで入力できますし、先に料金が表示されますので安心です。呼んだタクシーのナンバーを確認して乗りましょう。

ブハラは新市街地と旧市街地に分かれていて、「歴史地区」と呼ばれているのは旧市街地。世界遺産に登録されています。

ブハラ駅から歴史地区へは車で40分程。その近くのホテルに荷物を預けて早速外へ繰り出しました!

ちょうどお昼時でしたので、まずはホテルの近くで見つけた「RESTAURANT MAVRIGI 」へ。

英語メニューがあり、私は「chicken fillet with green fresh salad」と書かれたものを選びましたが、来たのはこちら↓

ちょっとイメージと違いましたが、美味しかったです!

おそらくニンニクとパクチーと、オイスターソース?のようなものを使って炒められていて、チキンも柔らかい!

価格は、この1プレートで45000スム(約565円)
友人が食べたのはチキンとフライドポテトの盛り合わせでしたが、こちらも45000スム(約565円)
1リットルサイズのスプライトが15000スム(約188円)
ここに15%のサービス料15750スム(約199円)がプラスされ、2人分で合計120800スム(約1,518円)でした。

野外の席であまり涼しくはありませんが、簡易的な屋根や木で少し日差しが遮られており、時々細かいミストが自動的に散布される仕組みになっていました。

食事はすぐに出てくる感じではありませんので、のんびりできる時に入るのがお勧め。
店員さんは笑顔で接客するタイプではなく、淡々と必要な仕事をしている感じですが、特に問題はありませんでした。
カードは使えず、現金で支払いました。

RESTAURANT MAVRIGI

昼食後、歩いて見てまわったのは以下のスポットです。

*イスマイールサーマーニー廟
中央アジアに現存する最古のイスラム建築
サーマーン朝2代目君主 イスマイールの霊廟

イスマイールサーマニー廟

*バラハウズ・モスク
1712年に作られた王族専用のモスク
この日は休みだったのか、中に入れませんでした。

バラハウズ・モスク

*アルク城
古代ブハラ の時代から20世紀初頭まで、君主の居城として使われていた城塞。
こちらは中に入り見ることができました!

アルク城

*ウルグベク・メドレセ
中央アジア最古の神学校
中はお土産屋さんで、店番のような猫ちゃんがずっと入り口にいました。
ブハラでは、とにかくよく猫を見ます。

*タキ(バザール)と、その周辺のお土産屋さん
タキは、食べ物のバザールと違い、民芸品などが多く並ぶバザール。
その周りにも沢山のお土産屋さんがあります。
価格は書かれておらず、交渉で値段を決めるスタイルです。
私は、お皿2枚とストールを購入。

タキで購入したお皿とストール


お皿は大きい方が35ドル、小さい方が25ドルと言われましたが、最終的には2枚で54ドルくらいで購入したもの。実は、あと2枚別のお店でも購入しましたが帰国後開封したところ割れていました。

緩衝材で包んでくれますが、お皿を買う場合は自分で緩衝材を持参し、帰国前に包みなおすことをお勧めします。

ストールは、シルクコットンのもの。15ドルで母へのお土産に購入しましたが、よーく見ると糸が出ている部分がちらほら。

タキに並んでいる商品は品質にばらつきがありますので、よく見て許容範囲のものを購入しましょう!

*カラーン・ミナレット(ライトアップ)
カラーン・ミナレットはブハラ のシンボル
すぐそばにミル・アラブ・メドレセがあり、一緒に見ることができます。
ちなみに、もっと暗い中でライトアップを見る予定でしたが、20時まで待ってもこの明るさでした!

カラーン・ミナレット

カラーン・ミナレットのライトアップを見る前に「OLD BUKHARA」で夕飯を食べました。

ウズベキスタン名物のプロフを食べたかったのですが、この日は用意がないとのこと。
サラダ、羊肉のマリネ、羊肉のシャシリク(串に刺して焼いてあるもの)を注文しました。

サラダは、いくつかある中から店名の「OLD BUKHARA」という名前のものを選びましたが、マヨネーズのようなものであえてあり、さっぱりしたサラダを求めていた私達には少々重かったです。

羊肉の料理はいずれも美味しくいただきました。
特にシャシリクは、シンプルな味付けで炭火焼きのような香ばしさがあり、個人的にとても好みでした。
ここで初めてウズベキスタンのビールを飲みましたが、こちらもおいしかったです!

ちなみに、「OLD BUKHARA」は他国にも店舗を持つだけあり、英語で対応してくれます。
接客もフレンドリーで感じが良く、料理が出るのも比較的早いと感じました。

価格は忘れてしまいましたが、最初に行った「RESTAURANT MAVRIGI 」よりは少し高めの設定だったと思います。(口コミを見ると「RESTAURANT MAVRIGI」がリーズナブルなようです)

この日、気温は40度近く(6月中旬)、歩いて観光をする間は水が手放せませんでした。

日本のように自動販売機がいたるところにある国ではないため、日本からスーツケースに入れて持ってきていたペットボトルのお茶が役立ちました。

夕飯を食べたOLD BUKHARAでは、最後にそれぞれ1リットルの水を注文し、少し飲んで残りをリュックに入れて持ち帰りました。

日傘サングラス、念のため持ってきていた熱中症対策用の飴にも助けられました。

④ブハラで宿泊したホテルのご紹介

ブハラ で宿泊したホテルは、「HOTEL MILKA」です。

2階建てで、宿泊用の部屋はすべて2階にあるようでした。

受付を抜けて、中庭にある外階段を登り部屋へ入ります。

受付は新しそうでしたが、外階段はところどころひび割れていて、スーツケースを持って登り下りするのは少し怖かったです。

部屋も、今回ウズベキスタンで宿泊した3件の中では最も古い感じがしましたが、バスタブもあり、シャワーの水圧は一番強かったように思います。

受付には常に一人スタッフがいて、英語で対応してくれますし、とても親切でした。   

中庭では何度か子猫を見かけましたが、ホテルの猫で、3-4匹いるそうです!

部屋にペットボトルの水はついていませんでした。その代わり、中庭にあるウォーターサーバーを自由に使って良いとのこと。部屋にあるウォータージャグを持って汲みに行くスタイルでした。

⑤まとめ

皆さんのご旅行の参考になりそうな情報はありましたでしょうか?

今回は、タシケントからブハラへの移動と、ブハラ観光1日目の様子をお届けしました。

前述の通り、この時期(6月中旬)40度近くあり、日本で言えば「災害級の暑さ」
地元の方々や旅行客も昼間はあまり外に出ていませんでした。

ウズベキスタンは7〜8月になると45度を超える日がしばしばあると聞きましたので、観光は厳しいかもしれません。

逆に、の気温はマイナスになるそうです。

観光に適したシーズンは4~6月9~10月と言われていますので、ご予定を立てる場合は時期をよくご検討下さい。

次回は、半日のブハラ 観光の後にいよいよ「青の都」サマルカンドへ移動します!
それでは、またお会いしましょう!

「ウズベキスタン旅行④ ブハラ からサマルカンドへ」へつづく〜


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