ウズベキスタン旅行 その⑤ サマルカンドから日本へ

「ウズベキスタン旅行 その①〜④」までお読みいただいた皆様、ありがとうございます!

2024年6月のウズベキスタン旅行記は、今回でいよいよ最終回!

サマルカンド観光2日目と、日本に帰国するまでの様子を一気にお届けします!

〜目次〜

  1. サマルカンド観光2日目
  2. 高速鉄道でタシケントへ
  3. タシケント空港から日本へ!
  4. まとめ

1.サマルカンド観光2日目

この日も朝一にホテルで朝食を済ませ、チェックアウト後ホテルに荷物を預けて観光へ!

以下のスポットを巡りました!

*シャーヒ・ズィンダ廟群
ティムール朝の創始者、ティムールの親族や王朝関係者の霊廟やモスクなど11等が集まる遺跡群。
古いもので6世紀、新しいもので20世紀に建設されている。
(宿泊した KHAN HOTELの目の前)

シャーヒズィンダ廟群

*ビビハニム・モスク
1404年にティムールにより建設された中央アジアでも最大級のモスク。

ビビ・ハニムモスク

*レギスタン広場
前日にライトアップを見たレギスタン広場。
この日は入場料を払い中へ。
レギスタン広場には、以下3つのマドラサ(神学校)が建っている。

ウルグベク・マドラサ
15世紀にウルグベクによって建設されたマドラサ。
かつてはウズベキスタンの学問の中心地であり、多くの学者が学び、研究を行っていた。

ウルグ・ベク・マドラサ

シェール・ドール・マドラサ
1636年に建設された。ウルベク・マドラサの反対側に建てられた。
2頭の大きな金色の虎が、白い鹿を追いかけている姿が描かれている。

シェール・ドール・マドラサ

ティリャーコリーマドラサ
シェールドールマドラサ完成の10年後に建設開始。1660年完成。
かつてイスラム教の学生達が学んだ場所

ティーリャーコリーマドラサ


*グーリ・アミール廟
ティムール帝国の創始者、ティムールの一族が葬られたお墓。
このデザインは後に、インドのタージ・マハル廟などの基になったと言われている。

グリ・アミール廟

*ランチとおやつを食べたお店
この日のランチは「shoxjahon milly taomiar」でスープとサラダをいただきました。

メニューに写真があるため、頼みやすい!そして、美味しい!

私が注文したスープには、肉団子青菜が入っていて、ウズベキスタンのお食事の中ではあっさりめ
上に乗っているのはヨーグルトサワークリームのようなものですが、これもとてもよく合います!

そして、ここまでずっと食べれていないプロフは、もともとメニューにないようでした。

サマルカンド2日目のランチ


ひととおり観光を終えて、休憩がてらおやつにしようと入ったのは、「ikat boutiques & restaurant」

日本人スタッフの女性2人と、日本語が話せるウズベク人男性(おそらくオーナーさん)がいらっしゃいました。

ここにはお土産も売っていて、ウズベキスタンで初めて値札の付いたお土産を見ました!
おやつを食べようと入りましたが、ここまでずっと食べれなかったプロフがあったので、迷わず注文!

やっと食べられたプロフ
ホロホロに炊かれた羊肉と柔らかい人参がのっていて、とても美味しかった!

ちなみに、羊は前日(祭日)に捌かれたばかりだとか。
祭日は家庭でも羊を捌くのだそうです!

プロフ


他に、レモンティーくるみのケーキをいただきましたが、レモンティーのポットの中には何とあの飴の結晶「ノヴォが!(ホテルでもらったもののように棒はついていないタイプ)
ここでお店の方に質問をし、お茶に入れるものだと判明しました。

2.高速鉄道でタシケントへ
観光後はホテルに戻り、送迎車に荷物を積んでサマルカンド駅へ!

渋滞するかもしれないからと、ここでも予定より早く出発しました。

サマルカンド駅でもやはり保安検査を受け、中に入ると売店がいくつかありました。
タシケントやブハラと違うところは、ナンの専門店があったり、お土産屋さんで見てきたようなお皿等も売っているところ。

ここでは、スムを使い切るべくクリームがサンドされたウェハース乾燥したチーズのようなものを購入。

調べたところ、この乾燥チーズは「クルト」というもので、遊牧民の知恵から生まれた保存食だそうです。

サマルカンド駅で購入したクリーム入りのウェハースと、クルト

ウェハースはお土産とし、クルトは帰国後食べてみましたが、想像よりずっと硬く、酸味と塩味が押し寄せて来る感じの食べ物でした!一口で食べたら大変ですので、お試しの際はお気をつけください

この日、高速鉄道は15:59分発のはずだったのですが、なんと7分も早く出発
これには驚きましたが、私から見える範囲は満席でしたので、おそらく予約していた方は全員乗っていたのだろうと信じています。

サマルカンドからタシケントまでは2時間半程度の移動でしたが、タシケントからブハラへ移動した時と同じ軽食が出ました。違ったのは、クロワッサンの中のジャムだけ。

ブハラ へ移動した時はオレンジのジャムでしたが、今回は蛍光に近い程鮮やかなピンク!こちらもほんのり甘酸っぱいジャムで不味くはないのですが、やはりなんのジャムかは分からず。。。

3.タシケント空港から日本へ
17時27分、無事タシケントに到着し、送迎車でまっすぐ空港へ。
いよいよウズベキスタンとはお別れです!

ここから車で15分程で空港に到着し、入り口から2回の荷物チェック(ベルトコンベヤーに乗せるタイプ)があり、その後アシアナのカウンターでスーツケースを預けました。

ちなみに、日本から出発する時は、スマホチェックインをしておくと搭乗日の朝に搭乗券メールで送られて来ますが、ウズベキスタンではこれがないようです。

スマホチェックインをしても搭乗券がメールに届かなかったので、旅行会社から渡されていたe-チケットをカウンターで見せて紙の搭乗券に引き換えました。

出国カウンターは、入国の時と違い穏やかな雰囲気。
一部電子化もされていて、スムーズに出国できました。

ここからなぜか、空港職員が搭乗券とパスポートをチェックし、最後の手荷物チェックの前でもう一度別の空港職員が搭乗券とパスポートをチェックします。

そして、ここで事件発生。なぜか私だけパスポートと搭乗券を返してもらえず、座って待つように促されました。

友人は通過し、手荷物チェックも終えて「おや?」と私の方を見ている状態。

空港職員は相変わらず英語を話さず、全く状況がわからないまま少し待っていると、どこかからやってきた別の空港職員(歯を見せずにニコッとする若者:スマイリー君としましょう)について来るよう促され、理由がわからないまま移動することに。

ちょうど私と同じように止められて座っていた女性ウズベク人と思われる。メイクは韓国風)も一緒です。

階段をどんどん降りていくスマイリー君に不安になり、英語で「何が起きたの?」と質問してみるも、ニコッとするだけで無回答。一緒に降りたウズベク女子が一生懸命英語を使って私に説明しようとしてくれましたが、「何かが混ざってる」というところしか分からず。

最終的には飛行機に乗せる直前の荷物がベルトコンベヤーで流れている部屋にたどり着き、部屋で待機していた職員に、いくつかの荷物を指差しながら「君のか?」というような質問をされましたが私の荷物はなし

一緒に降りたウズベク女子のスーツケースはあったようで、その場で開けることになった様子。どうやら職員の皆さんは、荷物の中身を確認したいようで、そこにいた2名(割腹の良いベテランと、真面目そうな若者)の職員は彼女と一緒にスーツケースを空けてウズベク語で会話中。その他数名の職員はモニター室での仕事に戻るという状況に。

いつの間にかスマイリー君はどこかにいなくなっており、何もすることがない私は、空を見て身体を左右に捻る運動をするなど、「暇だよー帰っていいよねー」のアピールをするも効果なし

次の作戦として「これは君のでしょ?」と自信ありげに確認された青いスーツケースまでスタスタ歩いて行き、オーバーアクション気味に長い荷物タグを真っ直ぐに伸ばして名前を確認。「私の名前じゃないし!」という雰囲気で青いスーツケースにプイっと背を向けて戻ってきてみたところ。。。

ウズベク女子の荷物チェックをしていた職員の1人(真面目そうな若者の方)がそれに気付いて私と同じように青いスーツケースに歩いていき、荷物タグの名前(ALEXANDER)と、スマイリー君から受け取った私の搭乗券の名前を見比べ、その後私の顔を見る。という行動を2回繰り返し、どう見てもALEXANDERではないことを分かってくれた様子。

ここで「やった!帰れるかも!」と思ったけれど、やはり何もお達しなし

結局ウズベク女子の荷物チェックが終わるのを待ち、私はまだ待たなければならないのかを彼女にウズベク語で聞いてもらい、やっと一緒に戻れることになったのでした。

もちろん勝手に移動はできませんので、再び現れたスマイリー君に連れられて。。。

ちなみに、ウズベク女子が見せるように言われたのは美顔器だったそうです!

戻ってパスポートと搭乗券を返してもらい、機内持ち込みの手荷物チェックを無事通過した私は、ここでもリュックからメイクポーチを出すように言われているウズベク女子にお礼と別れを告げ、やっと友人と再会。

搭乗前に、空港のお土産屋さんでワインを購入しました。
機内で飲むためのも購入し、職場へのお土産用に小包装のお菓子を探したのですが、それは全く見つからず断念。仁川空港で買うことにしました。

ちなみに、購入したワインはこちら。

ザクロワイン


ラベルのとおりザクロから作ったワインだそうで、帰国後飲んでみましたがとても甘い
ワインというよりリキュールのように濃い甘さだったので、を入れて少しずつ飲みました。

ちなみに、この日のフライトは22時発(機内泊)のはずだったのですが、搭乗を終えても全く飛ばず、機内で1時間近く待ちました。

やはりウズベキスタン空港はなかなかカオス。そもそも呼び出したい人物とは別人である私を止めて地下まで連れて行ってしまうあたりからも、色々なことに時間がかかっていそうだなと想像ができ、納得の上で待つことができました。「ALEXANDER、見つかったかなー?」と思いながら。。。

おそらくここで気が気ではなかったのが、韓国でのトランジット タイムを40分〜2時間程度にされていた方達ではないかと思います。私達は4時間のトランジット タイムがあったので余裕を持って予定通りの便に乗り換えることができましたが、そうでない方達は予定の便に乗ることができず仁川空港で戸惑っていらっしゃいました。

ウズベキスタンから日本までを一気にアシアナで手配している場合、アシアナが自動的にその後の便に振替を行ってくれますが、空いていない場合は更に後の便になってしまうリスクもあります。トランジット タイムを何分とるかは本当に悩むところですが、今回は4時間あって良かったというのが結論です。

タシケントから仁川まで、8時間のフライト中はもちろん爆睡

仁川空港では職場へのお土産にする小包装のお菓子を買い、やはり韓国料理を食べ、機内で飲むコーヒーを購入したところで搭乗時間となりました。

「これで本当に帰るんだ」という寂しさと、ウズベキスタン乾いた空気暑さの感覚をまだ持ったまま、12時15分仁川発のアシアナ機に乗り、14時40分に無事成田空港に到着しました。

この日は、千葉も東京も雨模様
飛行機を降りた途端ものすごい湿気に包まれて、「ああ、日本に帰ってきたな」と感じ、綺麗に整列した荷物がどんどん出て来る様子を眺めながら、「ああ、本当に日本に帰ってきたんだな」と確信したのでした。


4.まとめ

最後までお読みいただき、ありがとうございました!
2024年6月のウズベキスタン旅行の様子を、 5回に分けてお届けしました。

旅行記はここでおしまいですが、この後は番外編で、ウズベキスタン旅行に持って行って良かったもの使わなかったものなどをお伝えしたいと思います。

とことこ日記は、「どこ行こうかな?」「何しようかな?」とふと思った時のヒントになれるようなサイトを目指して作成しています。今日でも、次の休みでも、またお時間があったら遊びに来ていただけると嬉しいです!

★次回「ウズベキスタン旅行(番外編)持ち物と服装について」は8月4日頃更新致します。

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